2005年10月11日

はぐれた音



   石は淡い光を放っていた



  暗闇の中でじっと石を見つめていた
  弱弱しい光を放つ石の欠片

  どのくらい時間が経ったのだろう
  いや 
  ここには時間なんて存在しないのかもしれない

  石の光に誘われてか 
  一つの音がどこからともなく近寄ってきた
  
  近づいては離れ 離れては近づき
  頼りなげに 寂しげに

  音が近づくと石は微かに震え
  石が近づくと音もすこし大きくなった


  僕はこのはぐれた音に 


    「 ソ 」


  という名前をつけた




  僕は誰

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